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2006年01月19日

あなたの値段を決めているもの

あなたの労働の値段を決めているものは、いったい何でしょう?

結論から言えば、上司でもクライアントでもありません。
それはアダム・スミスの言う”神の手”です。

もちろんあなたの値段を直接決めている人は、上司であったり
クライアントであったりするでしょう。
しかしその人は、何を基準に値段を決めているのでしょう?

こんなときに良く出てくる言葉が、”相場”です。
業界ではこんなもんだ。世間ではこうだ。ウチではこうだ。
あの人がこの位なんだから、あなたはこうでしょう。
そんな風に説得されたのではないでしょうか。

もっともらしく聞こえるかもしれませんが、
これは要するに周りを見ているだけです
どんな大きな会社の社長さんでも、実のところこれだけです。
そんな感じで労働の値段は決められているのです。

この原則はスーパーでの買い物と、何一つ変わりません。
例えばあなたは、
全く同じモノが2つのお店で違う値段で売られていた場合、
安い方のお店で買い、高い方のお店は敬遠しようとするはずです。
全ての人が自由意志でそうしますから、
割高なお店はいずれ消滅し、割安なお店は繁盛します。
この現実を前にすれば、2つのお店の間には競争が働きます。
このとき価格設定の基本になるのは、周囲のお店が設定した値段です。

いくら利益が出るからと言って高い値段を設定してばかりいれば
顧客がいなくなってしまいますし、
いくら繁盛しても利益が出なければ破綻してしまいますから、
お店の価格設定は、利益の出ながら、しかしそして
顧客が他の店に流れないギリギリのところになってゆくはずです。
そうして”相場”というものは作られていきます。

人が自由意志で競争してるにもかかわらず、
需要と供給が収束に向かう現象を、アダム・スミスは
”神の見えざる手”と名付けました。
神の手が相場を決め、それをもとにあなたの上司やクライアントは
出すお金を決め、そしてその行為がまた
手を動かす神の性格を決めてゆくのです。

お金を出す側はできるだけ下げようとします。
その方が得だからです。
あなたはもらえるものならもらえるだけお金は欲しいはずです。
その方が得だからです。
その2つのベクトルの妥協点があなたの値段です。

その値段が高いか安いか。
あなたが交渉でYesと言った瞬間に、
神の手はどちらかへ采配を決めるのです。

あなたは、
上司やクライアントが出す報酬に不満があったりしませんか?
”神の手”という考え方に照らせば、対処法は簡単です。
値段を決めている人に"No"を言えばいいのです。
そして神の手に従って、もっと値段を上げてもらうか、
他の人にもっと高い値段で自分を買ってもらいましょう。

誰か他にもっと高い値段で買ってくれる人がいるならば、あなたの勝ちです。
いないならば、あなたはその値段で満足しなければなりません。
その値段が、あなたの価値だからです。

それができないならば、あなたはただのわがままな子供と同じです。
給料、報酬は親がくれるおこづかいとは訳が違うのです。

給料が上がらないとか、報酬が不当であるとか
周囲にグチを言っている暇があるのならば、
自分の市場価値を上げる努力をするべきです
そうすれば、市場原理が働いて、誰かがあなたをもっと高額で買ってくれます。
そのような努力もしないで、高額報酬を受け取れるわけがありません。

神はあなたの中にもいます。
あなたの値段を決めているのは、あなた自身でもあるのです。

2006年01月08日

お金は単なる記号

お金って、なんでしょう?

結論から言えば、
お金とは単なる幻想であり、記号でしかありません。

お札も単なる紙切れですし、硬貨も実際はその額面ほどの価値を持ちません。
また預金通帳に入る数字など、実体のないただのデータでしかありません。

ではモノを買うとき、
単なる紙切れや金属の円盤、カードの信号を、
なぜ人は価値を持つモノと交換してくれるのでしょう?

その記号を”お金”として信用してくれているからです。

その記号を誰かにあげれば、価値のあるモノと交換してくれる。
その信用(まさにクレジット)があるから、人は記号を欲しがるのです。

子供銀行のお金と日本銀行のお金の違いは、この一点でしかありません。
違うのは、国家、そして国民の信用があることです。
これを難しい言葉でいうと”一般受容性を持つ”ということになりますが、
違いはそれだけのこと。
一般受容性とは、みんなが持っている幻想です。
みんながその幻想を持たなくなれば、お金は価値をなくします。
インフレって、そういうことです。
日々流される為替と株の動きは、そういう幻想の価値の変動を表しています。

「働くことは尊いことだ」「汗水たらして働いたきれいなお金で生きてゆこう」
なんて考えでいると、お金ってなんだかものすごいものだと思っていませんか?
そういう教育を受けてきませんでしたか?
お金って、本当はそんなすごいもんじゃないんです。単なる幻想なんですから。そう考えれば、記号のやりとりなんて、ゲームみたいなものじゃないですか。

私は借金のために自殺までしてしまう人の話を聞くと、
本当にかわいそうだと思ってしまいます。
単なる記号のやりとりにちょっと失敗したからって、死ぬことなんてないのに。

もちろんお金は尊いものです。ありがたいものです。
私も生きてゆく為にはお金が必要ですから、たくさん働いています。
ただその本質は単なる記号であり、価値はいくらでも
変わりうるものだということをしっかり理解していないといけません。

そんな記号のために私たちはあくせく働いています。
私たちはCGを趣味ではなく、仕事として行っています。
働くということは報酬を貰うこと。
先ほどのモノを買う行為の逆、つまりモノを売ってお金を得る行為が、
労働というものの本質です。

さてこの労働、いったいいくらで買ってもらえるでしょうか?
値段を決めているのは、いったい誰でしょう?

つづきはまた次回に。

2006年01月07日

なんのために働くのか

このWeblogを読んでいる皆さんは、
いったい何の為に今の環境で働いているんでしょう?
また、今学んでいる皆さんは、
いったい何の為にCG業界で働こうとしていますか?

夢を実現するため?
お金のため?

CG屋って、お金にならなそうな感じがしますねー
手間ばっかりかかりますからねえ。
でもあなたは、それをやるんですか?

夢のために?

じゃあ夢のためには、いくらお金が必要なんでしょう?
CG屋として働くなら、いくらもらえばいいんでしょう?

、、、
しかしそもそも、お金って、何でしょう

お金が何かをしっかり考えたことが、あるでしょうか?
学んだことが、あるでしょうか?

考えもしないで、あなたは自分の値段を決めていませんか?
もしくは、周りに言われるままに流されていませんか?
隣の人や上司の報酬と、自分の報酬を比べて、不当だとか思っていませんか?

そしてあなたは、自分の値段を、自分で決められますか

この辺のセンスが掴めれば、
あなたは立派な社会人への一歩を踏み出したことになるのです。

このさわりすら教えないCG専門学校は、
売り方を教えずに料理の作り方だけを教えているようなものです。
これは学校の問題というより、授業を受けている生徒側に問題があります。

学校は料理の作り方を教えてくれます。
しかし商売人になる方法は教えてくれません
専門外だからです。
しかし商売人にならずして、どうして料理を食べてもらうことができるのでしょう?
料理を食べてもらわないで、どうして料理人として生きてゆくことができるのでしょう?
どの職業も、基本的には自分の能力を売らなければなりません。
売るということは、換金するということです。
その行為は、商売人の行為そのものです。

商売人になる為には”売ること””買うこと”そして”お金”というものについて、
よく理解しなければいけません。

それが理解できてこそ、”なんのために働くのか”という自分のスタンス
確認することができるのです。