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フリーランスは勘違いする

フリーランスになると、できる人ならばたいていの場合、仕事が来ます。

仕事が来るというのは、うれしいものです。

フリーランスという、世間から孤立しがちな立場、状況で、
”他人に必要とされること”は
人間にとって思いの他よろこばしい事のようです。

マザーテレサの言葉だったか、「愛情の反語は”無視”である」、というのがありました。
周りから無視され、孤独になると、人間は生きる気力がなくなるのです。
学校などでのイジメの手口に”無視”があるのはそのせいです。

自分が社会から必要とされている事を実感できれば、人は生きていけます。
”自分に仕事が来る”という事件は、そういう喜びを実感できる瞬間でもあります。

しかし、勘違いしてはいけません。

あなたに仕事を振ってくれる人は、本当にあなたの事を考えてくれているのか?
はっきり言いましょう。
クライアントはあなたに興味があるのではなく、あなたがやってくれるであろう仕事に
興味があるのです。
仕事さえ終われば、あなたに興味は無いんです。
あなたに仕事をやってもらう事で、自分が得をすることこそが目的なのです。

でもそれで当然です。
クライアントはボランティアをしてる訳ではありません。
資本主義社会の中で、経済活動をしているのです。

少しでも利益を上げるために、がんばっているのです。
それが世間と言うものです。

しかしだからこそ、クライアントは大事にしなければいけません。
たった一人といえども、あなたは立派な商店であり、クライアントは顧客なのですから。

あなたは買い物をするお店を選ぶ時、店員さんの人柄や顔、ルックスで選んだりするでしょうか?
もちろんそういう人もいるでしょうが、基本的にはそんな瑣末なことよりも、
まずは商品が良くて安い事、出費に見合っただけのリターンがあることを最重要視するはずです。
それでいいんです。それが経済活動ですから。
見返りが他より少ないのに、わざわざ高いお店を選ぶ理由はありません。

クライアントはあなたに期待しているものがあります。
これに応えられるかがまずポイントです。
そして、そうできて初めて、プロと言えます。
さらにリピーターになってもらうには、他のフリーランス以上の仕事をしなければいけません。

もしあなたのことを本当に気遣ってくれるクライアントがいれば、
ボランティアなこともしてくれるかも知れません。
つまりそれは、リターンよりも多くの代金を払うことです。
あなたが逆の立場だったら、そんなことをするでしょうか?まずしないでしょう。
だから、おいしい仕事はなかなかないんです。
当たり前のことです。

ですから、クライアントは(自分の利益のために)あなたに仕事を要求する。
あなたは代金以上の仕事をし、それに応える。それだけの関係でいいんです。
そういうオファーをしてくれる、それで十分、ありがたいことなのです。

勘違いしてはいけません。
フリーのCG屋は、ともすると勘違いしてしまいます。
お調子者となると、”オレッて人気者”とまで勘違いしかねません。

あなたに興味があるのではないのです。
あなたがやってくれるであろう仕事に興味があるのです。

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