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また”相場”の話

景気が悪い、という話はCG業界でも良く聞きます。

先日ニュースで、とある中小企業の労組のリーダー(?)が、
「”大手がこれだけの賃金アップしかしていないのだから、中小企業である我々がそれ以上のアップをするわけには行かない”と経営側から言われてるので、大手さんがもっと上がってくれないと困る」と言うのを見ました。
中小企業の組合のリーダーが大手企業の賃金の増減を気にしていると言うことは、周り(=相場)を見て主張せざるを得ない立場の弱さを露呈しています。

もちろん、物の値段は相場で決まります。
だからこそ彼らは経営陣から、”大手の社員がどれだけもらっているか(=賃金の相場)”を説得の材料に使われたのです。
それで労働側も納得してしまった。

しかし、何かヘンではないでしょうか。

値段は相場で決まるとはいえ、
賃金の増減は本来、景気や他の企業の賃金に左右されるものではなく、
その企業そのものの利益の増減に拠るはずです。
景気が幾ら良くても、その企業が儲かっていなければベースアップをしても会社が潰れるだけですし、景気が悪くてもその企業が儲かっているならば経営陣は社員の待遇を良くする余裕が考えられるはずだからです。

ですから本来、
経営側は相場を根拠にするのはおかしいですし、
労働側は相場で納得するべきではありません。

労働側としては、
「周りがこれだけだからウチも上げろ」ということではなく、
「ウチはこれだけ儲かる程がんばったのだからもっとよこせ」
と言うのが正しい主張でしょう。
双方が納得した数値が、最終的に相場を左右することとなります。

何?ウチは儲かってない?
じゃあ賃金アップなんて、言ってられませんねえ。


さて、
3DCG業界は全部が中小企業ですから、大手はありません。
大手プロダクション?勘違いしてはいけません。
ニュースに出てくるような大手企業には、数万人の社員がいます。
日本の大手CGプロダクションと言われている企業は、
せいぜい数十人のレベルです。
社会全体から見たら、そんなもの吹けば飛ぶような
どこにでもある中小企業の規模に過ぎません。
”大手”の意味がまったく違うのです。

したがってすべての企業に組合などあるわけもなく(聞いたことありません)、
そのようなものを望むこと自体が間違いなのです。

その中で、あなたは賃金アップを主張できる論法を持てるでしょうか?

「周りがこれだけもらっているのに私は、、」とか
「他の会社ではこれだけ上げているのだからウチも、、」というのは
なんとも主張としては弱いです。

「私はこの会社の利益にこれだけ関わったのだからこれだけ欲しい、さもなければ他へ行く」というように、
市場原理を有効に活用したいところです。

さて、ここで大きな問題があります。
会社の利益がどれだけなのか、あなたは知っているでしょうか?
なかなかこれは、わかるものではありません。
なかなか聞けるものではないし、教えてももらえない事が多いはずです。
”売上げ”と”利益”は違います。お間違えのないよう。

フリーランス、もしくは経営者として生きてゆくのであれば、
ここの感覚を研ぎ澄まさなければいけません。

私からして、
まだまだスタート地点にもたどり着いていないような気持ちです。

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