最初のCG仕事

先日、新人君が簡単な研修を終え、いよいよ本番のモデリング作業を開始しました。
来年公開予定(?)のアニメ映画にちらっと登場する予定の、飛行機モデルのディテールアップです。

形ができてきた頃、私は言いました。
「君はこれから一生、この飛行機を覚えてるだろうね。」

実際にその映画でCGとして出てくるのは一瞬かもしれない。その映画だって、決して誰もが知ってるものにならないかもしれない。
でも彼にとって、その仕事は、間違いなく特別なものになります。

誰だって自分が人生の主人公じゃないですか。
その自分という物語の、輝かしいCG人生の記念すべき第一歩。
どんなマイナーな仕事だろうと、忘れるはずがありません。

うまくいかなかった箇所も、なんとか乗り越えた経緯も、正してくれた先輩の顔と言葉も、全部ひっくるめて、きっと彼の記憶に刻まれ続ける。

そして付け加えました。
「俺も覚えてるからね。」

これは脅しじゃありません(笑)。
私もきっと一生、彼の初仕事を忘れる事はないでしょう。

その夜のミーティングで、皆で「社会人最初の仕事」を語りました。
それはそのまま、Z-FLAGの歴史の一部でもあります。

みんな、覚えてるものですね。
しかも細部まで。誰が何を言ったか、どんなミスをしたか、どうやって助けてもらったか。
私も前にいた会社の事を思い出しました。はるか昔の事ですがw

人間というのは、「初めて」のことだけは、特別に脳に焼き付けられるようにできています。

プロになればなるほど、ひとつひとつの仕事がルーティンになっていく。
でも最初の頃は、全てが「初めて」でした。
毎日が冒険で、毎日が勉強で、毎日が記憶になっていた。

その新鮮な気持ちを忘れず、日々の仕事をやっていきたいものです。

あなたも最初の仕事、覚えていますか?

Z-FLAG

東京の神保町のCGプロダクションです。日本一を目指して活動中

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