Z社長ブログ 「未ル わたしのみらい」

©YANMAR

ヤンマーホールディングス株式会社が製作・プロデュースを手がけるオリジナルアニメのロボット「MIRU」のモデリングを担当する事となりました。

アニメであり、ハードサーフェスモデリングという事で、我々の得意分野と思いながらも、緊張しながら臨みました。

珍しく製作委員会方式を取らない体制のおかげか、ヤンマーのデザイン部の皆さんと直接やりとりができました。
またデザインには井口佑氏が参加しており、デザイン部さんとの間で擦り合わせをしていただいた上で、精度の高い3面図を描いていただき、感謝しています。

それでもモデリングしたスタッフにとっては苦労した部分もあったようです。
デフォルメ版「MIRU」では3面図とデザイン画との間で起こる矛盾に対し、独自の解釈で処理していました。こういう場所こそが3Dモデラーの腕の見せ所です。
特に関節部分に関してはできるだけ干渉が起こらないようなモデルとジョイント配置に努めていました。その後の工程を担う各スタジオのスタッフさんが、少しでも困らないようなモデルにするためです。
そのためか、彼にとってはデフォルメ版モデルの方がより愛着が湧いているようです。

全5話のアニメの各制作スタジオが、それぞれどのツールを使うのかは不明でしたので、弊社のメインツールであるMayaから3dsMax(&Pencil+)形式へ変換し、セルルック質感をつけての納品を行いました。

その後は我々は、ただ完成と公開を待つのみ。
放送が始まれば、毎週楽しくその本編での活躍と、エンディングで踊る「MIRU」を見ることができました。
「MIRUダンス」のYoutube映像はこちら

余談ですが、この作品のOP曲「愛詩」の制作を、ElementsGarden上松範康さんが担当されたのも大きな驚きでした。Z-FLAGは劇場版うたプリのCG制作にも関わっている訳ですから、、、

また「YANMAR DESIGN みらいのけしき展」やAnimeJapan2025「未ル」ブースの展示に行った際には、ヤンマーデザイン部の皆様やbtraxの方々にとても歓迎して頂きました。モデル制作への感謝の言葉、そしてデザインへの熱い思いも聞かせていただき、良い思い出となりました。

ありがとうございました。

またの際には、是非よろしくお願いいたします!

Z-FLAG

東京の神保町のCGプロダクションです。日本一を目指して活動中

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